2016年4月17日日曜日

4つの歌曲 op.43

ブラームスの歌曲集として特によく知られたもので, 第1曲と第2曲がしばしば演奏される.

第1曲 永遠の愛について Von ewiger Liebe
短いモノローグに続いて, 弱気な男性に対して, その恋人である女性が固く愛を誓う. ドイツ歌曲らしい表現力と比較的大規模な構成のために極めて人気のある作品である.

第2曲 五月の夜 Die Mainacht
ナイチンゲールの声を聞き, もう会えない想い人に心を寄せる. その静謐な音楽が聴きどころ.

第3曲 涙の谷へ角笛を吹く Ich schell mein Horn ins Jammertal
狩りで見かけた見事な獣を仕留めることができず, 獣に元気に生きろと語り掛ける. 古めかしい民謡調の有節歌曲であるが, 生き生きとした生命感に満ちている.

第4曲 領主フォン・ファルケンシュタインの歌 Das Lied vom Herrn von Falkenstein
劇的な表現で, 領主に向けてある娘が恋人の命乞いをする様子が描写される.


第1曲 永遠の愛について Von ewiger Liebe

第2曲 五月の夜 Die Mainacht

第3曲 涙の谷へ角笛を吹く Ich schell mein Horn ins Jammertal

この曲はもともと男声合唱のために作曲された. この演奏はその男声合唱版である.

第4曲はYouTubeに音源はない.

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