2016年1月20日水曜日

6つの歌曲 op.85

第1曲 夏の宵Sommerabend
夏の夜の草原, 小川の美しさを歌った描写的な詩. 単純な構成ながらそれが逆に印象を深めている.

第2曲 月の光Mondenschein
この先の見通しが立たないのを月の光に照らして欲しい, と願う歌詞. 中間部で第1曲の旋律が用いられている.

第3曲 娘の歌 Mädchenlied
美しい薔薇を見つけたものの, それを取ってきて見せたい相手がいない少女の心模様.
セルビアの民謡詩に基くもので, スラブ系の影響がある.

第4曲 さよなら! Ade!
今度はボヘミアの民謡詩による. 恋人2人が挨拶を交わすのに花や風が同調するというもの. 民謡調で親しみやすい.

第5曲 春の歌 Frühlingslied
ひばりのさえずり, 草木の芽に春を感じ, 年老いた自分も再び花を咲かせたいものだ, と歌う.

第6曲 森の静寂の中で In Waldeseinsamkeit
森の中で恋人と二人きりになり, えも言われぬ寂寥感に襲われる様子を歌ったもの.
歌詞, 音楽ともにその独特の感情を巧妙に描き出している.


第1曲 夏の宵
第2曲 月の光
第3曲 娘の歌
第4曲 さよなら!
YouTubeに動画なし
第5曲 春の歌
第6曲 森の静寂の中で

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