2016年3月25日金曜日

5つの詩 op.19

比較的初期のブラームスの歌曲集で, 1862年にSimrockから出版された. この次に出版された歌曲集は有名な9つの歌曲op.32 (記事) で, およそ3年のブランクがある.

第1曲 口づけ Der Kuß
恋人と初めてキスをするときの胸の高まりが情熱的に表現される.

第2曲 別離 Scheiden und Meiden
この曲と第3曲は同一の主題に基づく歌曲である. 恋人との別れに際しての感情が切々と歌われる.

第3曲 遠い国で In der Ferne
異郷の地で小鳥や花を見ながら故郷に残る恋人に想いを馳せる.

第4曲 鍛冶屋 Der Schmied
恋人の鍛冶屋としての働きぶりを見てときめく女の子の気持ちを歌う. ピアノの特徴的な跳躍音型が鍛冶のハンマー音を描写している.

第5曲 エオルスの竪琴によせて An eine Äolsharfe
エオルスの竪琴 (エオリアン・ハープ) はギリシャ時代の弦楽器の一種で風によって音を出すものである. 18世紀から19世紀にかけてそれを復興された楽器がしばしば用いられ, またショパンのエチュードop.25-1の愛称にもなった. 竪琴を鳴らす風, その風がやってくる遠くの地, そこに眠る想い人への複雑な感情が切々と語られる.



第1曲 口づけ Der Kuß

第2曲, 第3曲はYouTubeに音源なし.

第4曲 鍛冶屋 Der Schmied

第5曲 エオルスの竪琴によせて An eine Äolsharfe

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